日本列島の中心線に位置することから「日本のへそ」とPRしている兵庫県西脇市。ここの伝統的な地場産業として知られている播州織。
播州織は、先に染めた糸を使って織り上げる先染め技法。今回お伺いしたtamaki niimeさんでは、多色を使ってむら染めをする等、オリジナリティに富む染色が行われています。
自然光が柔らかく入る工房内には、色とりどりの糸があちこちに並んでいて、見ているだけでワクワクします。
工房内は訪れた人が自由に見学でき、ガチャンガチャと働く機械と真剣な眼差しでお仕事されている方々を間近に見せていただけます。
1980年代製の織機 ヴィンテージな機械で新しいモノづくりを…
スタッフは若い方が多く、皆さんオシャレないでたち。スタッフの方々、工房兼ショップ内がクリーンでとても穏やかな空気が流れているように感じます。お聞きすると「まいにちぜんぶたのしむ」がテーマだそうで頷けます。
明るい店内には色とりどりのイッテンモノの衣服やショールが並びます
工房裏にはアルパカ、羊、山羊、馬がいてなごやか
今回は「roots shawl(コットン)」SMALL(120cm×45cm)とMIDDLE(180cm×45cm)をお願いしました。ヴィンテージ織機で極限までゆっくり、ゆるく織り上げることでとても柔らかくて軽やかなショール。
鮮やかに染められた糸が空気をまとったような生地を生み出します。織り上がった生地は裁断、糊を落とす作業は手作業され、アルパカたちの横で太陽の光と風を浴びて乾かされます。
また訪れたいという気持ちになるtamaki niimeさんの工房兼ショップでした。「roots shawl」が川湯に届きましたら質感や首に巻いた感じなどお見せしたいと思います。
西脇市には古民家を改装したカフェが数軒あり、そのうちの1軒でランチを。ステキな雰囲気でゆっくりと食事を楽しみました。