バンコクの反政府デモが激化しているのを、インターネットで見ましたが、私達の滞在している地域ではデモに参加してきたであろう、タイカラーのリボンに笛をぶら下げた方を見かけるぐらいで、緊迫感を感じることはなく、チェンマイまでやってきました。
今回は、旅の一大イベント、バンコク〜チェンマイ・レンタカーツアーを計画したのであります。バンコクからMARCHに乗り込み770km離れたチェンマイへいざ出発‼︎
暴走車に挟まれながらのドキドキ運転…。信号待ちしているとお花をぶら下げた覆面のおばさんがあらわれます。このお花は「プアンマライ」といわれる交通安全のお守りで、タクシーやトゥクトゥクにはよくぶらさがっているものです。お守りもGETし、冷や汗をかきながらもバンコクを脱出。
バンコクの街中を過ぎると道の両脇に木々が並び緑が生い茂ったところが多く、その向こうには、田んぼで稲刈り・野焼き・蓮池などのどかな風景も見え、なんとも心地よいドライブ。
途中、スコータイという世界遺産の街に宿泊し、遺跡巡りにでかけました。「幸福の夜明け」という名にふさわしく繁栄したスコータイ王朝ですが、約140年という短い歴史で幕を閉じています。そのスコータイ王朝の遺跡が広大な草原や丘陵地帯に点在していて、レンタル自転車で巡ってみました。
青々と生い茂る木々、ピンクの花が際立つ蓮池に囲まれるように、趣のあるレンガの仏塔、凛とした姿の仏像がなんとも美しい。己の背筋も思わずピンッとしてしまう。
「この景色を見ながら、ペダルを漕いでいる」それだけで、自分の心も洗われている気分になってしまいます。そのせいか、スコータイの街もなんだか穏やかな空気が流れている感じかします。気のせいでしょうか…。
そんな事を思いながら、スコータイを後にしてチェンマイに向かいました。いつもならば、バスに揺られ、半分ぐらいは目を閉じている状態ですが、今回はいろんなものが目に飛び込んできてエキサイティングなドライブでした。
明日からは、大好きなチェンマイでの滞在です。
どんな3週間となるでしょう?